法人理念 / 教育・保育方針
わたしたちからの約束
園にとって最も大切なことは、人と人との『信頼関係』だと思っています。子どもも保護者も初めての保育園生活は不安でいっぱいです。そのような状況が『安心安全で充実した日々の生活』に変化するために、私たち岩崎保育園の保育者は、全ての子ども・保護者に常に信頼される保育者であること、そして充実した環境の中で、子どもが『子どもとして』の時間を過ごせること、子どもがじっくり『遊び』『学ぶ』環境を大切にすることをお約束いたします。
園長 雨宮智信

法人理念
共育【共に育ちあう】
私たちは、子どもの成長の場所として存在するのと同時に、園に関わる全ての人々の育ちの場として存在しています。保護者のみなさんや、園を応援して下さっている地域の方々、そしてそこで働く保育者も含め、全ての人々が子育てを通して共に成長していける場所を目指し、『共育』という法人理念を掲げています。
より多くの方に『共育』の理念が広がり、地域に根づくように、岩崎保育園以外にも、子育て支援センター『のびのびチビッコひろば』や学童室『祝児童クラブ』、みさかきた保育園(笛吹市御坂町)※を開設しています。
※ 平成26年度指定管理開始、令和2年度より民営化
教育・保育方針
ほめる(認める)保育を原点とし、自ら考え自ら行動できる子どもの育ちを目指します。
岩崎保育園では、日々の営みのなかで、子どもが感じ、考え、行動することが子どもの成長の基礎であり、乳幼児期に必要な『学びそのもの』であると捉え大切にしています。
保育者は、子どもが行動・挑戦するときに、子ども自らの意思を尊重し、その挑戦をそっと『見守り』ます。そして、子どもが挑戦を終えたとき、子どもの楽しい、嬉しい、悔しい、悲しい気持ちを丸ごと認め、受け止めたうえで、『共感』します。このような環境があるからこそ、子どもは次の一歩を自らの意思で踏み出す勇気を得ることができるのです。

教育・保育の特色
信頼関係を大切に
0、1歳児の時期に大切にしていること。
0歳、1歳児期においては、生きていくための本能的欲求(寝たい、食べたい等)である『生理的欲求』を満たすことが大切です。しかし、どのタイミングで寝たいのか、食事がしたいのか、排せつをしたいのかは、それぞれの生活リズムや発達により個人差が大きくなります。岩崎保育園では、その『個人差』は、個性であり尊重されるべきと考え、保育に反映させています。
①寝る、食べる、排せつ等の生理的行為は、子どものリズムに合わせます。
子どもが『したいとき』に『したいことができる』ことは、子どもの欲求を満たし安定につながります。なので、岩崎保育園では食事をすることや、排せつ行為等を一斉で行いません。一斉で行うことは、『大人の都合』に過ぎないからです。
②子どもへの援助は『特定の場所』で『特定の保育者』が行います。
子どもが『したいとき』に『したいことができる』だけでなく、いつでも心地よい援助を受けることができるのかも重要です。毎回同じ場所で、子どものことを良く理解している特定の保育者が『同じ流れ』で援助を行い、子どもの安心感を引き出します。また、特定の保育者がいないときに備え必要な情報を共有し、他の保育者でも同じ流れで関われるように配慮しています。
このような子どもを中心に据えた環境で保育を行うことで、子どものなかには、保育者に対する『信頼』が芽生え、心の安定につながっていきます。
また、子どもが過ごす『環境』(人的・物的環境)も大切な要素です。人的環境とは保育者のことを指しますが、『信頼関係』の構築を行うだけでなく、子どもを信頼し『見守る』ことも大切にしています。保育者が、子どもの行為を信頼し見守ることは、子どもがのびのびと成長する機会を保障することであり、逆に大人が子どもに手を出しすぎることは、子どもの発達のチャンスを奪うことといえます。
同時に、0、1歳の子どもにとって適切な物的環境(家具や玩具)も整えます。家具(棚や机、椅子)は、子どもの身体の大きさや発達に合わせたものを配置し、玩具も子どもの発達段階にあったものを、子どもが自由に手を伸ばせる位置に置くことで子どもの『意欲』を刺激し、心身の『発達』を支えます。
自分で考え、行動できること
0、1歳時期において、生理的欲求、活動欲求が満たされることで、心身の発達が十分に促され、2歳以降の主体的な活動を支える土台が形成されていきます。主体性とは、『自ら考え・行動できる』ことであり、園の教育・保育方針そのものです。
岩崎保育園では、日々の生活において、自分を『表現』することや、自分の意志で『行動』することを促すため、デイリーカリキュラムにおいて子どもの選択の自由を保障し、子どもの活動が発展的なものとなることを大切にしています。
『学び』は『遊び』
乳幼児期における『学び』とは、日々の生活と『遊び』を指します。大人にとっては当たり前のことであっても、子どもにとっては未知の領域のことがたくさんあります。例えば、水は高いところから低いところに流れることは、大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては『大発見』なのです。岩崎保育園では、そのことを保育者が説明して教えることはしません。乳幼児期に大切なことは、『生活やあそび=実体験』から学び取ることだからです。保育者は、その学びを見守り支えることを大切にしています。